ごあいさつ
私ども(株)丸中商店は、繊維産業の歴史ある滋賀県長浜市にて、明治40年創業当初より木製機料品の製作販売を始め、弊社独自の丸中式織機や管巻機などの製造販売を経て、長年に渡り長浜をはじめ滋賀県湖西、湖東方面、また県外のお客様と共に歩んでまいりました。私で4代目となりますが、現在まで続けてこられましたのも、ひとえにお客様よりお引き立ていただきましたお蔭と感謝いたしております。
私は幼少の頃から物作りが好きで、本来なら商社として機械販売の営業が本業なのですが、入社以来お客様の工場で織機を触り修理をしたり、製織現場の生の声を聴かせていただきながらお客様のニーズに合った機械改造に力を入れて参りました。
周りからは、「そんな事をしていると器用貧乏になる。」と叱られておりましたが、今となっては、その時に得た知識と経験が大変役立っていると思います。
繊維産業も時代の流れに伴い絶えず変化しています。昨今、日本国内の生産工場では大量生産、大量出荷は減少の一途です。量産品は人件費の安い海外にシフトされ、国内は小ロット多品種生産が求められるのが現状です。他社では真似のできない独自の技術によって、価格競争の少ない希少な織物の製織を目指すことが重要になってきていると思います。
その様な現代において、わが社の機械改造やオリジナル装置を導入いただくことにより、お客様の新しい商品開発の手助けをさせていただけるものと確信しております。
弊社も近年はオリジナル製品の大径巻取装置(MTCW)、電動巻取送出装置を開発し、特に大径巻取装置(MTCW)には多くの実績があり、国内外で導入いただいております。さまざまなお客様のお話を伺っておりますと、繊維産業はまだまだ伸びしろのある業界であると確信しております。
私ども丸中商店は、豊富な経験と柔軟な発想力、そして新しい技術力でお客様のさまざまなご要望にお応えし、お客様と共に繊維産業を活気あるものにしていく為に、日々精進し邁進してまいります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
代表取締役 金澤 至洋